■ ID | 145 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | Influence of Stream-side Surface Area on Aquatic Biota and Biofilm Activity −A Case Study by Test Channel Experiment− |
■ 著者 | J. Hiratsuka
早稲田大学理工学部 J. H. Kim 埼玉県環境科学国際センター H. Tanaka 埼玉県環境科学国際センター H. Sasaki 早稲田大学理工学部 R. Sudo 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2001 |
■ 誌名・巻・号・年 | 1st IWA Asia-Pacific Regional Conference, Asian Waterqual 2001, Japan, 13 September, 2001 |
■ 抄録・要旨 | 2つのテスト水路の両岸に表面積の異なる充填材(礫とレンガ)を同じ容積になるよう設置し、護岸の表面積や空隙の違いが付着物中の水圏生物相と付着生物膜の活性に及ぼす影響を検討した。
その結果、これらの増加は微生物群集構造に変化をもたらし、流下に伴う全菌数、硝化細菌の増加や酸素消費活性の向上が示された。また、両水路の生物膜の微小動物相に大きな違いは認められなかったものの、室内回分実験により求めた原生動物及び後生動物による酸素消費速度は、流下に伴い4倍高くなった。さらに、礫充填水路では、充填材の間隙に沈殿したデトリタスなどの堆積物を摂食するPhysidaeやEphemeropteraが多く出現するなど、底生動物の現存量および多様性が向上した。
以上より、表面積や空隙は有機性懸濁物の沈殿・堆積がもたらす腐生連鎖において極めて重要な因子であり、その制御により多様な水圏生物相を創出することが可能であることが示された。 |
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